人物シリーズ③ 会津藩の歴史編纂と山川兄弟
会津藩士の山川家に生まれた浩と健次郎。兄・浩は戊辰戦争のさなか会津藩の家老として登用され、明治時代は軍人・教育者・政治家へと活躍の場を広げた人物です。弟・健次郎はアメリカ留学を経て、物理学教授として後進の育成にあたり、のちに東京帝国大学(現東京大学)などの総長を務めた教育者として知られています。
山川兄弟は、それぞれの道で活躍しましたが、2人が協力して完成させた『京都守護職始末』は代表的な業績といえます。また健次郎が晩年に監修した『会津戊辰戦史』は、『京都守護職始末』の後編ともいえる内容です。この2冊は、幕末から戊辰戦争までの会津藩を知るうえで欠かせない文献であり、今日に至るまで読み継がれています。
本展では、これらの編纂に携わった山川兄弟の写真や書状などをご紹介します。ぜひご覧ください。
開催概要 |
期 間 2022年9月1日(木)~2022年10月30日(日)
会 場 総合展示室 近・現代
主 催 福島県立博物館
料 金 常設展料金でご覧になれます。
大人・大学生280円(220円) ※( )内は20名以上の団体
高校生・小中学生 無料
関連行事 |
ポイント展「会津藩の歴史編纂と山川兄弟」ミニ解説会
講師 | 栗原祐斗(当館学芸員) |
日時 | 2022年10月16日(日)11:00~11:30 |
場所 | 講堂 |
申込 | 不要 |
定員 | 100名(先着順) |
参加費 | 無料 |
内容 | 展示を担当した学芸員が分かりやすく解説します。 |