アートワークショップ「博物館部」レポート①

アートワークショップ「博物館部」実施に向けてのあれやこれやを、テキストとイラストでお届けします。
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2021.9.24
多くのアート・プロジェクトは、「目的」を設定し、それに向かって年度ごとに「何をするか」を考えて組み立てていきます。ひとつひとつがオーダーメイドなのです。しかしながら、「どのように組み立てられるか」という過程は、報告書などの“後から見える形”に残りづらいものです。この部分こそ、残す必す要があるのでは?と博物館部は考えました。というわけで、博物館部の裏側もレポートしていきます。
今回、これまで福島県立博物館が積極的に関わって来られなかったひとたちにも安心して来てもらえる場になりたいと動き出しました。いろいろな違う背景を持つ人たちに博物館の方からまずは近づいてみる。どうしたら「ここにいてもいいかな」と思ってもらえるか、居場所になるってどういうことか。博物館部の手探りが始まります。
最初に参加してもらうのは支援学校の生徒さんたちです。「まずは偶然を装って陰から見守りましょう」はまるで探偵のようですが、手探りの最初の一歩なのです。(テキスト・イラスト 江畑芳)