NEW 連続オープンディスカッション「奥会津の周り方」第1回「文化の泉を掘る~三島町歴史文化基本構想について~」モニターレポート

2020年8月8日(土)、三島町工人の館で開催された、
連続オープンディスカッション「奥会津の周り方」第1回「文化の泉を掘る~三島町歴史文化基本構想について~」にご参加いただいたモニター参加者のレポートを公開します。

参加してみての感想、奥会津に対する思い、課題などについて、多様な視点から語られています。

今年度は新型コロナウイルス感染症の影響から、多くの方にご参加いただくことが難しくなっていますが、
その場で語られたことを、さまざまな形でお届けできればと思います。
ぜひお読みください。

 

レポート1 林あゆ美「文化の泉を掘る~三島町歴史文化基本構想について」に参加して
文化の泉を掘ることは、次の世代である子どもたちにふるさとを残していくことにもつながるという話も出まし た。総合学習で、虫供養などが子どもたちに伝わっていき、夏休みには工芸館で編み組をつくり、自然な形でふるさとの文化が継承されていくのはとても素敵だと思いました。子どもの頃の体験、思い出は、その後の人生の背骨になります。ふるさとの文化が自然な形で体が覚えていれば、離れてもふるさとに戻ってくる道が残され、お守りのような存在になりそうです。(抜粋)

→ 本文はこちら

 

レポート2 岩波友紀「「文化の泉を掘る~三島町歴史文化基本構想について」に参加して
町の活性化に躍起になる場合、何か新しいことを始めることが多く行われたり、それでも今では地域の文化を「売り」にする試みは全国的にありますが、50年も前から三島町では地域の文化に目をつけ守り続けてきたことを知り、その先見の明に驚きでした。さらに町民が意識せずに民俗文化を大切にしていることは、その歴史の長さゆえの結果であり素晴らしいことだと感じました。こういった地域の民俗文化は、意識するものでなく生活の一部であったものです。同じように継承され続けていても、どれだけ「保存しよう、やらなきゃ」と意識することなく、自然に行われるかというのが根本的に意味のあることだと改めて感じました。その「意識しない感」は三島町ではどの程度なのかを、深く知りたかったです。(抜粋)

本文はこちら 

 

レポート3 青木慎太郎「モニター参加者レポート」
「奥会津らしさ」を形作るものは、風景や特産品といった「今そこにあるもの」だけではなく、これまでこの地域の人々が紡いできた生活や風習など、いわゆる奥会津の文化がその大きな部分を占めているのではないかと考えるようになりました。これまでの奥会津の人々が紡いできた文化、それは決して重要文化財や大きなお祭りばかりではなく、この地域に住まう人々が日常的に送ってきた生活であり、その生活の中で生まれる民具であったり、風習であったり、信仰であったりするなのではないかと思います。(抜粋)

本文はこちら