ポリフォニックミュージアム(ライフミュージアムネットワーク実行委員会)

令和3年度地域と共働した博物館創造活動支援事業

ポリフォニックミュージアム

 


ライフミュージアムネットワーク実行委員会はこれまで培ってきたネットワークを基盤として、令和3年度より新たにポリフォニックミュージアムを立ち上げました。

福島県立博物館がプラットフォームとなり、地域ミュージアムや文化スペースと協働することで、
県内各地のミュージアムに社会的課題に向き合うための拠点を設け、活動を拡張します。
それらの拠点は多様性・循環型社会などのキーワードによって結ばれることで、さまざまなミュージアムの星座を描き出すでしょう。

これはICOM京都大会で提案された「過去と未来についての批判的な対話のための民主化を促す包摂的で様々な声に耳を傾ける空間(ポリフォニックスペース)」を各地に創出するための福島県立博物館の試みでもあります。

 具体的には、福島県内の地域ミュージアムや文化スペースと連携・相互支援を行い、アーティストや研究者などから外部の多様で新たな思考方法を取り入れ、高校生などの将来世代を含む多世代と協働することで、ミュージアムの基本機能の強化と新たな活用を図ります。
各地域固有の歴史文化の再認識・再発見と、そこから立ち上がる課題への向き合い方の考察、その先にある未来像の創出を通して、ミュージアム的な場を多様に展開することにより、持続可能な地域社会への貢献を目指します。


事業概要は こちら (PDF形式)

 


ライフミュージアムネットワーク2018₋2020の事業趣旨・概要

お知らせ

連続オープンディスカッション「奥会津の周り方」第5回開催のお知らせ

2020年11月18日 17時32分

奥会津各地をめぐってきたトークのリレー「奥会津の周り方」もいよいよ最終回となります。

第5回「奥会津をつなぐ」
日時:12月19日(土)14:00~16:00
会場:金山町自然教育村会館(旧玉梨小学校)

第1部では、金山町玉梨地区に息づいてきた共同浴場や、山入地区の農村歌舞伎の文化、「村の肖像プロジェクト」によって収集された写真から、
地域の歴史や景観の変化、コミュニティのあり方について学びます。

第2部では、これまで三島町、柳津町、只見町、昭和村、金山町とつないできた対話のリレーを振り返り、これからの奥会津について考えます。

ぜひご参加ください。

詳細はチラシをご覧ください。

 

連続オープンディスカッション「奥会津の周り方」第3回・第4回のお知らせ

2020年10月2日 08時59分

連続オープンディスカッション「奥会津の周り方」第3回・第4回を開催します。


奥会津5町村のミュージアム関係者が対話を重ねるリレー。


第3回「奥会津の森を活かす」(只見町)では、
豊かな奥会津の森について、その生態系、保全と活用、森とともにくらしてきた人々の文化について、多様な視点から考えます。


第4回「民具整理から見えてくる奥会津のくらし」(昭和村)では、
奥会津各地に伝えられている豊富な民具資料について、仙台市での映像アーカイブ活動に学びながら、活用のアイデアについて探ります。


詳細はチラシ、イベントをご覧ください。


新型コロナウイルス感染症対策により、参加人数をしぼった形での開催となりますが、
奥会津をつなぐ対話のリレーにぜひご参加ください。

 

2019年度記録映像公開 第6弾・第7弾

2020年9月15日 18時58分

2019年度の開催したスタディツアー・オープンディスカッションの記録映像
第6弾・第7弾を公開しています。

2020年1月18日開催
フォーラム「活かす生きるミュージアム ミュージアムは誰のもの。ミュージアムはすべての人のもの。
→動画はこちら

 

2020年2月14日開催
フォーラム「いのちとくらしとミュージアム 記憶と人間の方舟として」
→動画はこちら

 

活動報告

「10年間ふるさとなみえ博物館」巡回展 龍谷大学瀬田キャンパス

2021年11月18日 17時23分

ライフミュージアムネットワーク実行委員会が協力している「10年間ふるさとなみえ博物館」巡回展。


10月25日(月)から、2番目の会場となる龍谷大学瀬田キャンパスでの展示が行われています。
展示の様子を拝見し、地域における学校やミュージアムの意味についてお話をお聞きしてきました。
巡回展を牽引してくださっている、高槻市のあくあぴあ芥川の学芸員・高田さんも駆けつけてくださいました。
展示の入り口では、嘉人館長の「博物館の使命」と「館長あいさつ」が出迎えてくれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

展示スペースの最初には、龍谷大学の皆さんが、調べてくださった福島県や浪江町の紹介が掲示してあり、展示の趣旨を伝えるために、丁寧に準備をしてくださったことがわかります。
龍谷大学瀬田キャンパスがある滋賀県と浪江小学校・津島小学校との関わりも展示から掘り下げてくださっていました。
展示スペースの最後には、来場者から感想をいただくコーナーも。
展示をご覧になった方からは、小学校の地域学習や地域との関わりの意義や、起きたことを伝えるミュージアムという手法の意義についての感想も聞かれたようです。


博物館学を学ぶ学生さんたちが、展示準備や展示作業をし、会期中は受付をしてくださっています。
学生さんたちにとっても得るもののある展示になっているのが嬉しいことでもありました。
展示を企画し、学生さんたちを指導しながら進めてくださった横田先生、
開催告知等を学生さんと担ってくださった築地先生、
そして、関わってくださった学生さんたちに、大感謝です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「10年間ふるさとなみえ博物館」巡回展 龍谷大学瀬田キャンパス展
会期:2021年10月25日(月)〜11月6日(土)
観覧時間:10時〜17時
会場:龍谷大学瀬田キャンパスREC棟1階 展示スペース
主催:龍谷大学理工学部博物館学芸員課程
共催;「10年間ふるさとなみえ博物館」巡回展実行委員会
協力:浪江町教育委員会、ライフミュージアムネットワーク実行委員会
   龍谷大学社会学部「フクシマプロジェクト」、龍谷大学先端理工学部