新収蔵資料展―葉たばこ財団寄贈資料―

 新収蔵資料展_葉たばこ財団寄贈資料


二本松市の岳温泉にあった保養施設「あだたらふれあいセンター」(2023 12 月閉館)は、一般財団法人葉たばこ財団が運営し、建物内に「松川葉資料庫」という展示室がありました。松川葉とは、古殿町松川が起源とも言われる葉たばこの品種のひとつです。
現在でこそ、健康意識の高まりや東日本大震災により生産量が激減しましたが、福島県は葉たばこの古くからの一大産地として、19681988 年まで長く生産額日本一を誇りました。この「松川葉資料庫」コレクションには、そうした福島県の葉たばこの生産用具や資料類が集積されており、産業の変遷を知る上でも貴重な資料と言えます。
この度、その閉室に伴い、主要な資料が一括して当館に寄贈されました。新しくなった常設展総合展示室「F自然と人間」の「F-3産業の転換」にも、「松川葉資料庫」コレクションを多数展示していますので、あわせてご覧ください。このポイント展では、新収蔵資料として、葉たばこ財団寄贈資料のうち、観光たばこ・記念たばこのパッケージを紹介しています。

開催概要

期間  令和7年4月1日(火)~令和7年6月29日(日)
会場  三の丸アベニュー
主催  福島県立博物館
料金  常設展料金でご覧になれます。
    一般・大学生:400円(320円)※( )内は20名以上の団体
    高校生以下:無料
    5/5こどもの日は、常設展観覧料が無料