耳の標本展-魚の耳石からクジラの耳の骨まで-
私たちヒトを含む脊椎動物は、動物の中で聴覚に関わる器官を発達させてきたグループです。魚やトカゲなど一見すると「耳」がないように見える仲間でも、実は音を「聞く」器官を備えているのです。本展では、改めて考えてみると奥が深い脊椎動物の「耳」に焦点を当て、「耳小骨」、「魚の耳石」、「クジラの耳の骨」の3つのテーマを軸に「耳」に関連した標本をご紹介します。「ハナワクジラ」(塙町産)の耳の骨の化石(レプリカ)を展示するほか、爬虫類(ミシシッピワニ、マレーガビアル(ワニ))や鳥類(シロフクロウ、ニワトリなど)、哺乳類(イノシシ、カマイルカ)の頭骨標本を「耳」の視点からご紹介します。マレーガビアルの頭骨や耳小骨は一見の価値があります。深海魚の耳石やメヒカリの仲間の耳石化石(日本最古)にもご注目ください。
開催概要 |
期間 令和7年4月26日(土)~令和7年6月29日(日)
会場 分野別展示室 自然
主催 福島県立博物館
料金 常設展料金でご覧になれます。
一般・大学生:400円(320円)※( )内は20名以上の団体
高校生以下:無料
5/5こどもの日は、常設展観覧料が無料
関連行事 |
自然史講座「初耳!耳の標本の世界ー魚の耳石からクジラの耳の骨までー」
講師 | 土屋祐貴(当館学芸員) |
日時 | 令和7年5月5日(月)13:30~14:45 |
場所 | 講堂 |
定員 | 200名(先着) |
申込 | 不要 |
参加費 | 無料 |