ふくしまの食文化

 ふくしまの食文化

年末年始には、帰省して親しい人たちと食卓をともにする機会が多くなります。久しぶりの「ふるさとの味」に会話も弾むのではないでしょうか。
福島県は、北海道、岩手県に次いで全国第3位の広さで、東西は約166kmあり、端から端まで車で4時間以上!かかるところもあります。南北に走る阿武隈高地と奥羽山脈によって、太平洋に面し温暖な気候の「浜通り」、日本海側の気候で冬の積雪の多い「会津」、盆地が点在し、夏は蒸し暑く冬は寒さが厳しい「中通り」の3つの地域に分けられます。
各地域の豊かな自然に育くまれた海の幸・山の幸も豊富です。また、それらの食材を用いた郷土料理も数多く継承されてきています。
今回展示する資料は、当館が所蔵する資料とともに、文化庁の「食文化ミュージアム」に認定されている南相馬市博物館からお借りした資料もあわせて展示します。南相馬市博物館は、南相馬市周辺地域の自然・歴史・民俗をテーマにした展示を行っており、地域に伝わる郷土食も地域文化として調査を行っています。特に東日本大震災後は食文化継承を課題に、調査とそれに対応したレプリカ製作を進め、展示やHP、SNS等のインターネットを通じた情報発信も行っています。
「ふくしまの食文化」の展示をご覧になりながら、みなさんの「ふるさとの味」を思い浮かべてみてください。

開催概要

期 間  令和7年12月13日(土)~令和8年3月1日(日)
会 場  常設展 三の丸アベニュー
主 催  福島県立博物館
料 金  常設展料金でご覧になれます。
     一般・大学生:400円(320円)※( )内は20名以上の団体
     三施設共通観覧券:730円(福島県立博物館常設展、鶴ケ城天守閣、茶室麟閣)
     高校生以下:無料