斎藤一と会津

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斎藤一は、幕末の京都で治安の取り締まりにあたった新選組の隊士です。新選組は京都守護職をつとめた会津藩主松平容保の預りであったことから、会津とは縁のある部隊でした。新選組の中で斎藤一は創設期より名前が確認され、剣の腕も立ったことから近藤勇や土方歳三といった幹部からの信任も厚かったといいます。
慶応4年(1868)の戊辰戦争では、山口二郎と名乗り、会津藩が降伏するまで新政府軍と戦いました。戊辰戦争の後、斗南(青森県)へ移住し、会津藩士高木家の娘・時尾と結婚します。同じ頃、藤田五郎と改名し、廃藩置県後は東京で警察官や学校の職員として働きました。
今回は写真とあわせて、斎藤一の遺品や生前の交流関係をうかがわせる資料も同時に公開します。会津に寄り添い続けた斎藤一の人柄がみえてくるかもしれません。
この機会にぜひご覧ください。

【展示資料】
・斎藤一(藤田五郎)写真 個人蔵・当館寄託
・藤田時尾写真 個人蔵・当館寄託
・斎藤一(藤田五郎)家族写真 明治30年(1897)撮影 個人蔵・当館寄託
・藤田剛・ユキ結婚写真 大正2年(1913)9月28日撮影 個人蔵・当館寄託
・根付(白蔵主) 斎藤一所用
・新選組名簿 慶応4年(1868) 個人蔵・当館寄託
・日誌 浅羽忠之助筆 個人蔵・当館寄託
・さくら山集 高木盛之輔編 明治35年(1902)発行 当館蔵

開催概要

期間  令和7年9月6日(土)~令和7年9月26日(金)
会場  総合展示室「近・現代」
主催  福島県立博物館
料金  常設展料金でご覧になれます。
    一般・大学生:400円(320円)※( )内は20名以上の団体
    高校生以下:無料
    9/15敬老の日は、常設展観覧料が無料