ポリフォニックミュージアム(ライフミュージアムネットワーク実行委員会)

令和3年度地域と共働した博物館創造活動支援事業

ポリフォニックミュージアム

 


ライフミュージアムネットワーク実行委員会はこれまで培ってきたネットワークを基盤として、令和3年度より新たにポリフォニックミュージアムを立ち上げました。

福島県立博物館がプラットフォームとなり、地域ミュージアムや文化スペースと協働することで、
県内各地のミュージアムに社会的課題に向き合うための拠点を設け、活動を拡張します。
それらの拠点は多様性・循環型社会などのキーワードによって結ばれることで、さまざまなミュージアムの星座を描き出すでしょう。

これはICOM京都大会で提案された「過去と未来についての批判的な対話のための民主化を促す包摂的で様々な声に耳を傾ける空間(ポリフォニックスペース)」を各地に創出するための福島県立博物館の試みでもあります。

 具体的には、福島県内の地域ミュージアムや文化スペースと連携・相互支援を行い、アーティストや研究者などから外部の多様で新たな思考方法を取り入れ、高校生などの将来世代を含む多世代と協働することで、ミュージアムの基本機能の強化と新たな活用を図ります。
各地域固有の歴史文化の再認識・再発見と、そこから立ち上がる課題への向き合い方の考察、その先にある未来像の創出を通して、ミュージアム的な場を多様に展開することにより、持続可能な地域社会への貢献を目指します。


事業概要は こちら (PDF形式)

 


ライフミュージアムネットワーク2018₋2020の事業趣旨・概要

お知らせ

ラウンドテーブル「白河まち歩きスゴロクを考える、振り返る」動画公開

2022年4月6日 18時32分

2021年12月5日(日)に行った「白河まち歩きスゴロクを作ろう!」の参加者、企画者、白河市のミュージアム関係者が集い、ワークショップを振り返りながら、そこから導き出された視点で様々な議論を行いました。
「フォトスゴロク」によってもたらされる地域への主体的なまなざし、
遊び、共有し、並べることで立ち上がる物語、
高校生、大学生、市役所職員という多世代が参加したことによって生まれたポリフォニックな視点と対話。
そこに住む人自身が、まちに気づき、まちを面白がることから始まる創造性について対話がなされました。

動画はこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

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ラウンドテーブル「白河まち歩きスゴロクを考える、振り返る」
日時:2022年1月7日(金)16:00~18:00
会場:コミュニティ・カフェEMANON
講師:陸奥賢さん(観光家/コモンズ・デザイナー/社会実験者)
   大澤寅雄さん(ニッセイ基礎研究所芸術文化プロジェクト室主任研究員)
参加者:青戸悠之介さん(白河市建設部まちづくり推進課主事)
    勝田陸さん(コミュニティ・カフェEMANONスタッフ)
    唐橋薫さん(白河市建設部長)
    佐川庄司さん(藤田記念博物館学芸員)
    中川智隆さん(帝京安積高等学校2年生)
    新国真理恵さん(白河市建設部文化財課主事)
    藤城光さん(アーティスト)
    本間宏さん(福島県文化財センター白河館まほろん副館長)
    青砥和希(一般社団法人未来の準備室理事長/LMN実行委員会委員)
主催:ライフミュージアムネットワーク実行委員会
撮影・編集:羽賀慎一郎(風見映像スタジオ)

ラウンドテーブル「子どもも大人もいたい場所」動画公開

2022年4月6日 18時30分

こどもアートディレクターの櫛田拓哉さんをお招きし、櫛田さんが主宰されている放課後の場所「こどものにわ」や、福島県二本松市で運営していらっしゃる子どもたちのための復興支援プロジェクト「ふくしまグリーンキャンバス」についてもお聞きしました。
子どもが安心して通うことができる場所づくり、五感を通して楽しく学び創造するプロセスについて教えていただきながら、ミュージアムがそんな子どもたちの居場所になれるように参加者と対話を行いました。

動画はこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ラウンドテーブル「子どもも大人もいたい場所」
日時:2021年12月15日(水)14:00~16:00
会場:福島県立博物館、オンライン
講師:櫛田拓哉さん(こどもアートディレクター/こどものにわ主宰/NPO法人ふくしまグリーンキャンバス代表)
参加者(オンライン):
   我妻泉香さん(柳津町地域おこし協力隊)
   五十嵐恵太さん(食堂つきとおひさまオーナー)
   伊藤たまきさん(やないづ町立斎藤清美術館学芸員)
   佐立るり子さん(美術家)
   鈴木彦隆さん(柳津町教育課生涯学習係長)
   谷野しずかさん(柳津町地域おこし協力隊)
   千葉清藍さん(書道家/福島県立博物館運営協議会委員)
   土屋美香さん(森のようちえん「こめらっこ」代表)
   半澤夏実さん(野あそびコンシェルジュ)
   半澤由子さん(居場所づくり/ざわざわプロジェクト)
   林あゆ美さん(福島県立博物館サポーター)
   樋口晴菜さん(南相馬市博物館学芸員)
編集:喜多方シティエフエム株式会社

ラウンドテーブル「放課後博物館を考える」動画公開

2022年4月6日 18時27分

アーティストの滝沢達史さんと、アートを活用した自分らしい生活をおくることのできる福祉事業所「ぬかつくるとこ」(岡山県早島町)との協働から生まれた「なんでそんなんエキスポ」についてお聞きし、多様な人が「集い」「あそび」「まなび」「表現する」ことのおもしろさと広がりを考えました。
ミュージアムがもっとやわらかく開かれるための、心地よくざわざわできる空間になるための対話です。

動画はこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ラウンドテーブル「放課後博物館を考える」
日時:2021年10月16日(土)18:00~19:30
会場:福島県立博物館、オンライン
講師:滝沢達史さん(ホハル代表/アーティスト)
参加者:上島雅彦さん(竹田綜合病院精神科長)
    大政愛さん(はじまりの美術館学芸員)
    北添紫光さん(障害者芸術文化活動広報支援センターパスレル支援コーディネーター)
    櫛田拓哉さん(こどもアートディレクター/こどものにわ主宰/NPO法人ふくしまグリーンキャンバス代表)
    楠本智郎さん(つなぎ美術館主幹・学芸員)
    久保田沙耶さん(現代美術家)
    小林竜也さん(はじまりの美術館企画運営担当)
    柴川敏之さん(現代美術家/就実短期大学教授)
    柴川弘子さん(ESD研究者/岡山大学大学院教育学研究科ESD協働推進室助教)
    高山裕美子さん(エル・グルメ コントリビューティングエディター)
    仲川邦広さん(南相馬市博物館学芸員)
    中野厚志さん(生活介護事業所ぬかつくるとこ代表)
    原忠信さん(筑波大学芸術系准教授)
    宮原克人さん(筑波大学芸術系准教授)
    柳沢秀行さん(大原美術館学芸統括)
    岡部兼芳(はじまりの美術館館長/LMN実行委員会委員)
    西澤真樹子(認定NPO法人大阪自然史センター職員/LMN実行委員会委員)
    橋本誠(NPO法人アーツセンターあきたディレクター/LMN実行委員会委員)
編集:喜多方シティエフエム株式会社

アートワークショップ「海幸山幸の道」動画公開

2022年4月4日 17時51分

映像作品「海幸山幸の道」


阿武隈山系からいわき沿岸部。
2011年以降、土地と食の恵みに関する大きな課題に直面している地域です。
アートワークショップ「海幸山幸の道」では、飯舘から浪江、田村、川内を通りいわきに続く道、国道399号線をたどり、海の幸、山の幸を訪ねる旅をしました。
「食べる」ことから見えてくる、その土地の過去のこと、今のこと、未来のこと。
「食べる」ことにまつわる人々の営み、その土地の「くらし」と「いのち」のありかた。
「食べる」ことをめぐる旅を、映像作家の飯田将茂さんに映像作品にしていただきました。

動画はこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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お話を聞かせていただいたみなさん:
   大越章子さん(日々の新聞記者)
   菊田清貴さん(いわき市三和地区地域おこし協力隊OB)
   久保木幸子さん(福島県漁協女性部連絡協議会会長)
   斎藤次男さん(飯舘村農家)
   坂本政男さん(折戸区長/NPO法人中之作プロジェクト代表)
   鈴木薫さん(認定NPO法人いわき放射能市民測定室たらちね理事)
   田尾陽一さん(特定非営利活動法人ふくしま再生の会理事長)
   豊田善幸さん(NPO法人中之作プロジェクト理事)
   永瀬マリ子さん(いわき市中之作折戸地区)
   永山千代子さん(農家レストランぷろばんす亭代表)
   農家レストランぷろばんす亭のみなさん
   松田幸子さん(さんけい魚点三代目)
   矢野淳さん、松本奈々さん(合同会社MARBLiNG)
   山田猛史さん、山田豊さん(山田牧場)
お話を聞いた人:
   平野雅彦(静岡大学客員教授/ライフミュージアムネットワーク実行委員会委員)
   結城正美(青山学院大学教授/ライフミュージアムネットワーク実行委員会委員)
   塚本麻衣子(福島県立博物館学芸員/ライフミュージアムネットワーク実行委員会事務局)
   江川トヨ子(福島県立博物館学芸員/ライフミュージアムネットワーク実行委員会事務局)
   山口拡(福島県立博物館学芸員/ライフミュージアムネットワーク実行委員会事務局)
撮影・編集:
   飯田将茂
制作:ライフミュージアムネットワーク実行委員会
文化庁令和3年度地域と共働した博物館創造活動支援事業

アートワークショップ「博物館部」動画公開

2022年4月4日 17時46分

映像作品「ポリフォニックミュージアム ヤベアベ学級との12月 支援学校と博物館をアーティストと行ったり来たりした3週間」


アートワークショップ「博物館部」では、ミュージアムをプラットフォームとし、アーティストが介在することで、多様な価値観、多様な世代、多様な存在が共存し、誰もが安心して自己表現できる空間を創出することを目指しました。
その一環として、福島県立会津支援学校高等部2年4組の3人の生徒と3人のアーティストと、ミュージアムと学校を行き来しながら、ミュージアムと出会い、その出会いに起因した創造を楽しむ時間を築いてきました。
2年4組の3人は、どんなふうにミュージアムを受け取ってくれたのでしょうか。
ミュージアムと学校を行ったり来たりした12月。
2年4組の3人の豊かな表情と表現、3人をとりまく大人の楽しい戸惑いと驚きを
映像作家の森内康博さんに撮影いただき、映像作品となりました。

動画はこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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出演:りゅうごくん、ちひろさん、こうたろうくん
   矢部翔太郎(福島県立会津支援学校講師)、阿部美由紀(福島県立会津支援学校講師)
ワークショップ1講師:
   佐野美里(彫刻家)、大江よう(TEXT主催)
ワークショップ全体構成・ワークショップ2講師:
   中津川浩章(アーティスト)
撮影・編集:
   森内康博
制作:らくだスタジオ
製作:ライフミュージアムネットワーク実行委員会
協力:福島県立会津支援学校
文化庁令和3年度地域と共働した博物館創造活動支援事業

活動報告

ラウンドテーブル「つくる・つかう・展示する」

2022年4月4日 17時28分

ポリフォニックミュージアム、今年度のアウトプットが終了しました。
1月下旬からのアウトプットを少しずつ振り返ります。
1月末からは新型コロナウイルスの感染拡大の影響で
予定していた形から変更をしながらの開催ともなりました。
そのような中、臨機応変に対応してくださった講師の皆さん、
参加者の皆さんに、心より感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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ラウンドテーブル (オンライン・クローズド) 
つくる・つかう・展示する
~斎藤清美術館「やないづの家宝展」から考える~
日時:令和4年2月6日(日)13時30分~15時30分
講  師:橋本誠さん(NPO法人アーツセンターあきたディレクター/LMN実行委員会委員)
    我妻泉香さん(柳津町地域おこし協力隊)
    谷野しずかさん(柳津町地域おこし協力隊)
    塚原有季さん(柳津町地域おこし協力隊)


柳津町にある斎藤清美術館では、2019年から「やないづの家宝展」を毎年開催しています。
同館に所属する地域おこし協力隊が、柳津町のみなさんに柳津について取材し、その中で出会った「家宝」のような大切なモノ・コトを地域おこし協力隊の視点でまとめ、表現したものです。
3年目となる「やないづの家宝展2021」開催にあわせ、全国のアートプロジェクトに精通するNPO法人アーツセンターあきたディレクターの橋本誠さんを講師にお迎えして、類似する視点の事例についてもお聞きしながら、地域に残るモノ・コトからわかる「つくること」「つかうこと」の意味と、「展示する」というミュージアムならではの手法について考えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


当日は、一面の雪景色に降り続く雪が重なり、雪国・会津独特の、大地も空も全て白い世界に包まれながらのラウンドテーブルに。
会場としてご協力いただいた斎藤清美術館のガラス面の大きなホールからは、斎藤清さんも描いた赤いアーチ橋とその奥に佇む柳津町の中心・圓蔵寺の見守るような姿も見えました。
ラウンドテーブルのスタートは、「やないづの家宝展2021」の展示会場から。テレビの中継のように展示主担当の我妻さんが、会場から展示を紹介してくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後は、ホールで我妻さん、谷野さん、塚原さんから
「やないづの家宝展」の開催の経緯、今年度の展示開催までの紆余曲折、展示から見えてきたことなどをご報告いただきました。


展示紹介と報告を受けて、橋本さんからは3人への質問も交えながら、アートプロジェクトとも言える「やないづの家宝展」へのコメント、秋田の事例紹介をいただきました。
残念ながら、橋本さんに現地で展示や議論にご参加いただくことはできませんでしたが、終始あたたかい雰囲気の中でのラウンドテーブルとなりました。


「やないづの家宝展」の協力者・柳津町の金子勝之さんからは、町民の目線で、美術館の意義や3人の活動について、地域の文化と継承についてなど、お話をいただきました。


また、本ラウンドテーブルのきっかけとなっている只見町でのアートワークショップ「つくること・つかうこと」を一緒に進めてくださっている只見町の中野さん、昨年度までLMN実行委員会委員としてご協力をくださった岩手大の福留先生もオンラインで議論に参加してくださいました。


つくること・つかうことの意義、大切さ。
それらを伝える展示という仕組み。
次に繋げたい議論となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


当日の様子は、後日、福島県立博物館の公式YouTubeで公開する他、
記録集にも収載予定です。
公開となりましたら、ぜひご覧ください。


主催:ライフミュージアムネットワーク実行委員会
協力:斎藤清美術館

ラウンドテーブル「土地を知るには食から」

2022年4月4日 17時23分

ポリフォニックミュージアム、今年度のアウトプットが終了しました。
1月下旬からのアウトプットを少しずつ振り返ります。
1月末からは新型コロナウイルスの感染拡大の影響で
予定していた形から変更をしながらの開催ともなりました。
そのような中、臨機応変に対応してくださった講師の皆さん、
参加者の皆さんに、心より感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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ラウンドテーブル「土地を知るには食から」
講師:森枝卓士氏(写真家・ジャーナリスト・大正大学名誉教授)
   赤坂憲雄氏(民俗学者・学習院大学教授・元福島県立博物館長)
報告:塚本麻衣子(福島県立博物館学芸員・ライフミュージアムネットワーク実行委員会事務局)
     松尾悠亮氏(昭和村からむし工芸博物館学芸員)
日時:令和4年2月5日(土)13:30~16:00


本当は奥会津・昭和村の、すっぽりと雪に囲まれた、美しく温かみのある空間で、土地の食が暮らしに根ざして残る場所での開催を予定していたのですが、残念ながら完全オンラインでの開催。
講師のお二人も、報告の松尾さんも、参加者の皆さんも全員オンラインで時間を共有しました。


最初は、福島県内の浜通り・中通り・会津の食に関する報告から。
LMN事務局の塚本さんは、今年度ポリフォニックミュージアムで行ってきたアートワークショップの一つ「海幸山幸の道」の食のリサーチについて報告を行いました。リサーチしてきたのは、浜通りのいわき市と中通りの飯舘村。飯舘村から南東に走る阿武隈ロマンチック街道の先にあるいわき市。両地とも今も「食」という暮らしに直結したテーマに震災・原発事故の影響が残っています。そして両地とも、自然からの恵みを大切に、自然に近しい距離感で、農産物・海産物を育て加工している方達がいました。人の身体はその土地の食でできていること、共に食べることの意味を教えてくれるリサーチだったことを報告しました。


奥会津・昭和村のからむし工芸博物館学芸員の松尾さんからは、近年行った昭和村の婚礼料理の再現とそこに至るまでのリサーチのこと。そして再現から見えてきたことについて報告をいただきました。再現で見えてきたのは、今はあまり目にしなくなった婚礼料理、食材を用いた知恵、祝いのセンス。新たな昭和村の看板料理誕生!?の可能性も見えた報告でした。


続いて、写真家・ジャーナリストの森枝卓士さんからは、生まれ育った水俣で高校生時代にフォトジャーナリストのユージン・スミスに出会ったこと。その後、ご自身もフォトジャーナリストとなりカンボジアなどで取材を続ける中、戦争中の人々の食の場面に遭遇し、土地を知るには食を知ることだと考えるようになったこと。その後、世界各地の食を調査し、その土地の市場や台所から見える文化を追いかけていること。同じ料理を比較することで文化の伝播も見えてくること。火を使い、調理を行うことで、食べられる範囲を広くしてきた人間のこと。共食の意味。スマホの発達で誰もが食の記録者になれることなどについて、ご講演いただきました。


最後、森枝さんと赤坂憲雄さんの対談では、水俣と福島の類似点と相違点、都市へのエネルギー供給地としての立地、食と風評被害のことなどについての対話をスタートに、地域の食をいかに掘り起こし、展開していくのかなどについてお話が広がりました。松尾さんから報告された婚礼料理の再現を基盤に、奥会津で昭和村で食をテーマに文化を見直し、地域の皆さんと共有し外に伝える可能性も広がりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


オンライン参加の皆さんからチャットを使って頂いたご感想・ご意見も共有して、ラウンドテーブルは終了。
当日の動画は、後日、福島県立博物館の公式YouTubeで公開の予定です。また記録集にも収載いたします。
どうぞお楽しみにお待ちください。

アートワークショップ「博物館部」レポート⑲

2022年4月4日 17時20分

アートワークショップ「博物館部」実施に向けてのあれやこれやを、テキストとイラストでお届けします。
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2021.12.13
~支援学校と博物館をアーティストと行ったり来たり~
今日は中津川さんとワークショップの日です。支援学校の実習室をお借りします。床に養生をして、水彩絵の具といくつかの大きさの紙を準備しました。人が寝転がれそうな大きな紙もあります。サイズの違う紙を持って生徒さんの目の前に持って行ったり、絵の具を並べたパレットを差し出して「どの色を使おうか?」と声をかけたりします。こうした立ち居振る舞いは、中津川さんの「まわりからこれをした方がいいというのを与えるのではなくて、生徒さんが自分から選ぶのを待ってあげることが大切。」という想いが詰まっています。
(テキスト・イラスト 江畑芳)

アートワークショップ「博物館部」レポート⑱

2022年4月4日 17時19分

アートワークショップ「博物館部」実施に向けてのあれやこれやを、テキストとイラストでお届けします。
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2021.12.10
~支援学校と博物館をアーティストと行ったり来たり~
中津川さんと博物館を見学します。今日も、自分の見たいところをどんなふうに見てもいいのです。一回目も来てくれた生徒さんたちは、前回楽しんでくれたところへ一直線に向かっていました。見学が終わってから一呼吸して、A4サイズの画用紙にクレヨンでドローイングをしました。中津川さんも、一緒に見学した学芸員さんも、生徒さんたちの一挙手一投足を見守ります。生徒さんが自分から手を動かしてくれるように、ゆっくりと時間を過ごしました。
(テキスト・イラスト 江畑芳)

アートワークショップ「博物館部」レポート⑰

2022年4月4日 17時18分

アートワークショップ「博物館部」実施に向けてのあれやこれやを、テキストとイラストでお届けします。
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2021.12.8
今日はとある教室のみなさんが博物館に来てくれました。街並みの模型の中にいる小さな犬や、竪穴式住居の中に吊るされたウサギ、土器のモチーフとなった鳥。博物館には様々な動物たちがいます。今日はそんな動物たちを探してもらいます。見つけた動物はインスタントカメラで撮影して記録します。新しい視点で探検すプログラム、終わった後の反省会ではこの結果をマップにまとめ、博物館に来た人に使ってもらえるようにしましょうということになりました。児童・生徒のみなさんにとっては自分たちの視点を誰かに楽しんでもらえる体験となり、博物館にとっては生徒さんたちの新鮮な視点を得る機会となりました。
(テキスト・イラスト 江畑芳)