震災遺産を考える

 

          

左:津波で被災したパトカー(富岡町)、右:マリちゃん(楢葉町)


平成23年、東日本大震災によって福島県沿岸部の日常は一変します。被災地では大規模な避難を免れなかったため、あたかも時間が止まったかのような日々が続きます。平成26年度から28年度にかけて、福島県立博物館を中心とするふくしま震災遺産保全プロジェクトでは、震災を記録する様々な無二の物証を収集してきました。本展覧会では、主にプロジェクト収集品を介して震災が福島県にもたらした出来事を考える機会とします。


開催概要

期 間  平成31年2月16日(土)~4月11日(木)

会 場  福島県立博物館 企画展示室

観覧料  どなた様も無料でご覧いただけます。

主 催  福島県立博物館

関連行事

展示解説会

講師 展示担当学芸員
日時 2019年2月16日(土)10:00~
2019年2月23日(土)13:30~
2019年3月9日(土)15:00~
2019年3月10日(日)ミュージアムイベント「会津の彼岸獅子」終了後
2019年3月21日(木・祝)13:00~
2019年3月30日(土)13:30~
2019年4月7日(日)13:30~
場所 福島県立博物館 企画展示室

防災講座 「楽しいそなえ」

日時 2019年2月16日(土)10:30~12:00
講師 会田理恵子 氏 (にいがた災害ボランティアネットワーク 事務局長)
場所 福島県立博物館 実習室
定員 20名(小学生以上の親子対象、単独での参加も可能)
申し込み 要事前申込
参加費 無料
内容 もし避難しなければいけないときに、何も荷物を持っていない状況だったら、そこにあるもので知恵を出し合って乗り切らなければいけません。
 避難所となる場所に次の日に届くのが、新聞紙とゴミ袋です。避難所でも比較的入手しやすい新聞紙とゴミ袋を使って、便利な道具を工作します。
例えば・・・
 【新聞紙で】 → 食器やスリッパなど、いざというときに役に立つ知恵を学びます。
 【ゴミ袋で】 → 雨ガッパを作り、雨を防ぐだけでなく体温保持の方法を学びます。
  (ポリ袋を使うことでカラフルな雨ガッパが作れます)
 【紙ナプキンで】 → 輪ゴムと合わせてマスクを作り、感染症の予防などに役立てる方法を学びます。

ミニシンポジウム「震災を未来へ継承する」

日時 2019年3月23日(土)13:30~15:30
講師 森井順之 氏(文化庁文化財調査官)
佐藤 公 氏(磐梯山噴火記念館館長)
杉崎佐保惠(当館学芸員)
場所 福島県立博物館 講堂
その他 入場無料、申し込み不要