奥羽再仕置430周年記念 蒲生氏郷軍、北へ

「蒲生氏郷画像(模写・部分)」当館蔵

②「九戸出陣陣立書」当館蔵(左:全体 右:部分拡大)

③奥羽再仕置430周年記念ロゴ

 

 

 

 天正18(1590)年の小田原合戦とそれにつづく豊臣秀吉の宇都宮・会津での戦後処理(宇都宮・会津仕置)によって、天下統一がひとまず実現しました。しかしながら秀吉の上洛後、東北地方ではこれに不満をもつ人びとの一揆や反乱が起こり、翌天正19(1591)年にかけてふたたび豊臣氏の大軍が東北各地に派遣され、一揆・反乱の鎮圧にあたりました。

 このときの豊臣軍の中心は、総大将をつとめた秀吉の甥秀次と徳川家康であり、これに伊達政宗・蒲生氏郷らの東北大名や宇都宮国綱・佐竹義宣・上杉景勝などの関東・越後の諸大名が加わりました。反乱は鎮圧され、あらためて領知の再配分や検地などの一連の事後処理(奥羽再仕置)が実施されました。

 令和3(2021)年は、奥羽再仕置によって秀吉の天下統一が完成してから430周年という節目の年になります。そこでこれに関連する地域の資料館・博物館が連携して展示等を実施し、日本史上の大きな転換点となった奥羽再仕置の意義を再評価したいと思います。

 当館では、この時の蒲生氏郷の遠征に関する資料(約7点)を展示します。

 

 奥羽再仕置430周年記念プロジェクトリーフレットはこちら

 

開催概要

期 間  2021年4月20日(火)~6月20日(日)

会 場  総合展示室 近世

主 催  福島県立博物館

料 金  常設展料金でご覧になれます。

     大人・大学生280円(220円)  ※( )内は20名以上の団体

     高校生・小中学生 無料

 


関連行事

ポイント展「文芸を好んだ会津の戦国武将・蘆名盛氏」「奥羽再仕置430周年記念 蒲生氏郷軍、北へ」ミニ解説会 

講師 高橋充(当館学芸員)
日時 2021年5月23日(日)11:00~11:30 ※6月20日(日)11:00~11:30 へ延期となりました。
場所 講堂
申込 不要
定員 100名(先着順)
参加費 無料
内容 2つのポイント展の見どころを、展示を担当した学芸員が解説します。

 

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