発見! ハナワクジラ

発見されたハナワクジラ 

 

 

 

 

 塙町にはおよそ1000万年前の海で堆積した久保田層という地層が分布しています。昨年3月の県立博物館紀要において、久保田層からクジラ化石を発見したと報告しました。この化石は福島県で最古のクジラの全身骨格であり、推定全長は13メートルにもなります。

 現在生きているクジラは、イルカを含むハクジラ類とヒゲクジラ類に大きく分けられます。発見されたクジラ化石には歯がなく、ヒゲクジラ類ということが分かりました。およそ1000万年前は、歯のないクジラの中で古い仲間と新しい仲間が交代した時期にあたります。研究がさらに進むと、クジラの進化について何か新しいことが分かるかもしれません。

 ポイント展「発見! ハナワクジラ」ではこのクジラ化石(愛称:ハナワクジラ)を初公開します。ぜひその大きさを実感してください。

  

開催概要

期 間  2021年8月24日(火)~ 9月26日(日)

会 場  エントランスホール

主 催  福島県立博物館

協 力  藤田砿業株式会社

料 金  無料

 


関連行事

ポイント展「発見! ハナワクジラ」ミニ解説会 

講師 猪瀬弘瑛(当館学芸員)
日時 2021年9月5日(日)11:00~11:30
場所 エントランスホール
申込方法 8月5日(木)より電話0242-28-6000または受付カウンターでお申し込みを受付けます。
定員 10名(先着順)
参加費 無料
内容 ハナワクジラの特徴について分かりやすく解説します。

 

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