会津若松と軍隊


①「絵はがき(若松連隊入城記念 雄姿堂々入城行軍の実況)」(当館蔵)

②「絵はがき(軍隊生活 歩兵第六十五連隊正門)」(当館蔵)

③「陸軍軍服」(当館蔵)

④「軍隊手帳」(当館蔵)

 

 

 

 

 江戸時代に会津藩の城下町として発展し、現在は観光都市として知られる会津若松ですが、明治時代後半から昭和時代の戦前期までは陸軍歩兵連隊が駐屯する軍都でした。若松市(現会津若松市)は連隊を誘致し、明治41年(1908)に陸軍歩兵第65連隊が置かれました。栄町に建設された兵営(現在の会津若松市立第二中学校付近)には、約4,500名の兵士が生活していたといいます。大正時代に軍縮が行われて65連隊は廃止されましたが、歩兵第29連隊が仙台から移り、若松は終戦まで軍都であり続けました。

 太平洋戦争の終戦後に連隊の兵営は解体され、現在確認できる痕跡は正門の門柱などごくわずかです。また昭和20年(1945)の終戦から今年で76年が経過し、軍都時代の記憶は徐々に薄れつつあります。そこで本展では、主に当館の収蔵資料をもとに、「軍都若松」の時代を振り返りたいと思います。

  

開催概要

期 間  2021年7月3日(土)~ 9月26日(日)

会 場  総合展示室 近・現代

主 催  福島県立博物館

料 金  常設展料金でご覧になれます。

     大人・大学生280円(220円)  ※( )内は20名以上の団体

     高校生・小中学生 無料

 


関連行事

ポイント展「会津若松と軍隊」ミニ解説会 

講師 栗原祐斗(当館学芸員)
日時 2021年8月15日(日)11:00~11:30
場所 講堂
申込 不要
定員 100名(先着順)
参加費 無料
内容 展示を担当した学芸員が分かりやすく解説します。

 

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