葬儀と民具


棺台(喜多方市、当館蔵) 

 

 

 

 

 人生の節目には様々な儀礼が行われます。人が亡くなった時も様々な儀礼が行われますが、ここではそのような葬祭の場で見られた民具をご紹介します。

 これらの民具は、特に亡くなった人をそのまま土に埋める「土葬」が行われていた時代のものになります。例えば棺台(ガンダイ)は現在も「棺桶を一時的に安置する台」を指す言葉として使われます。しかしご紹介する資料は、棺桶を土葬のための墓地まで運ぶために使用されたもので、現在のものとは道具の持つ意味が異なります。福島県内でも比較的最近まで土葬が行われていた地域もあり、年配の方にとっては目にしたことのある道具かもしれません。しかし、若い世代の方々には全く未知の道具ではないでしょうか。

 今回のポイント展では葬儀の民具を通じて、葬儀そのものの変化をはじめ、みなさんの身近な習慣にも改めて目を向けていただきたいと思います。

  

開催概要

期 間  2021年8月20日(金)~10月20日(水)

会 場  部門展示室民俗

主 催  福島県立博物館

料 金  常設展料金でご覧になれます。

     大人・大学生280円(220円)  ※( )内は20名以上の団体

     高校生・小中学生 無料

 


関連行事

ポイント展「葬儀と民具」ミニ解説会 

講師 山口拡(当館学芸員)
日時 2021年10月3日(日)11:00~11:30
場所 部門展示室民俗
申込方法 9月3日(金)より電話0242-28-6000または受付カウンターでお申し込みを受付けます。
定員 10名(先着順)
参加費 無料(常設展示室入場料金がかかります)
内容 展示を担当した学芸員が分かりやすく解説します。

 

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