山川艶-会津藩家老・山川家を支えた女性-
会津藩家老・山川家の人々は、明治時代以降も各界で活躍しました。
戊辰戦争の若松籠城戦を指揮した山川浩(大蔵)は、陸軍軍人や教育者、政治家として活動しました。弟・健次郎は学者となり、東京帝国大学(現 東京大学)総長等を歴任しました。また長女・二葉は東京女子高等師範学校(現 お茶の水女子大学)の寄宿舎長等を務め、末妹・捨松(さき)は女子英学塾(現 津田塾大学)の運営に携わり、女性の教育に力を注ぎました。
本展では、これらの兄弟姉妹を育てた母・山川艶(唐衣、1817-1889)をご紹介します。
艶は会津藩士・西郷十郎右衛門近登之の長女として生まれ、家老・山川兵衛重英の長男・尚江重固と結婚しました。安政7年(1860)に尚江が急逝したとき、艶は数え年で44歳、7人の子どもがいました。夫を喪った艶は剃髪して勝誓院と名乗り、舅・兵衛の協力を得ながら、子どもたちを育て上げました。
今回は山川家寄託資料の中から、山川艶の肖像画や写真などを展示します。ぜひご覧ください。
開催概要 |
期 間 2023年9月16日(土)~2023年11月17日(金)
会 場 総合展示室 近・現代
主 催 福島県立博物館
料 金 常設展料金でご覧になれます。
大人・大学生280円(220円) ※( )内は20名以上の団体
高校生・小中学生 無料
※9月18日(月・祝)「敬老の日」、11月3日(金・祝)「文化の日」は、常設展観覧料が無料です。