会津の経塚―500年前のタイムカプセル
展示室の様子
仏教の経典を土中に埋めて造る経塚は、11世紀初めに藤原道長が奈良の金峯山に法華経を埋納した事例が古く、その後、平安末・鎌倉・室町時代を通じて、全国各地へ広まってゆきました。会津では、大治5(1130)年の松野千光寺経塚や、今からちょうど500年前、永正15(1518)年の五職神経塚など、各時代の人々の願いが込められた経塚が築造されました。
今夏の企画展「興福寺と会津」に関連するポイント展として、会津の地への仏教文化の広がりを示す資料をご覧ください。
【おもな展示資料】
・松野千光寺経塚出土品(喜多方市教育委員会蔵)
・五職神経塚経筒(永正15・16 1518・1519年銘 西会津町教育委員会蔵・当館寄託)
・下上野塚経塚経筒(会津美里町教育委員会蔵・当館寄託)
開催概要 |
期 間 2019年5月18日(土)~8月18日(日)
会 場 常設展総合展示室 古代 B7「在地の仏教」・中世 C2「神仏習合の世界」
料 金 常設展料金でご覧になれます。
大人・大学生270円(210円) ※( )内は20名以上の団体
高校生・小中学生 無料