罠(わな)―栗城弥平民具コレクション―
様々な種類の罠(わな)
金山町の旧・玉梨小学校の校舎には、通称「弥平民具」と呼ばれる大量民具のコレクションが所狭しと並べられています。地元の栗城弥平さんという方が長年にわたり収集したもので、「玉梨民具保存会」とともに整理・展示が行われ、現在では金山町が譲り受けて管理・保管されています。そこには、地域の暮らしの足跡を振り返るための貴重な資料がそろっており、在りし日のムラの生活を私たちに伝えてくれます。
中でも今回は「罠」の道具に着目し、金山町教育委員会よりお借りしてご紹介します。主に動物を捕獲するための仕掛けや道具を罠と呼びますが、罠による猟(漁)は鳥や獣、魚などをとらえるために広く行われてきました。罠猟の目的は主に動物の肉を食用として使うため、あるいは現金収入源としての毛皮を得るためですが、大掛かりな狩猟と異なり道具があれば比較的手軽に行えることから、暮らしの中の楽しみのひとつでもありました。現在も使われているものから、非常に原始的なつくりのもの、あるいは現在では使用が禁止されているものまで、様々な形の罠をご覧ください。
開催概要 |
期 間 2019年9月6日(金)~11月27日(水)
会 場 常設展部門展示室 民俗
料 金 常設展料金でご覧になれます。
大人・大学生280円(220円) ※( )内は20名以上の団体
高校生・小中学生 無料