古代あいづの仏教文化-湯川村堂後遺跡-
① 堂後遺跡航空写真(湯川村教育委員会提供)
② 堂後遺跡出土「寺と書かれた土師器」(湯川村教育委員会蔵)
堂後遺跡は湯川村勝常寺の寺域を含む遺跡です。伝承では、大同2(802)年に徳一によって開かれたとされています。近年の発掘調査から、古代にさかのぼる土器や区画施設が発見されてきました。
出土品としては、硯に転用した土器や、大型の硯の破片が発見されています。とくに注目したいのは、「寺」と書かれた平安時代の土器。これによりすでに寺院として機能していたと考えられます。
また、古代の区画施設と考えられる大溝や、柱列の跡が見つかっています。これらはいったい何を意味するのでしょうか。発掘調査の成果から、読み解いていきましょう。
開催概要 |
期 間 2020年12月12日(土)~2021年2月23日(火・祝)
会 場 常設展総合展示室「古代」
主 催 福島県立博物館
料 金 常設展料金でご覧になれます。
大人・大学生280円(220円) ※( )内は20名以上の団体
高校生・小中学生 無料