人物シリーズ⑤上杉景勝とふくしま


 歴史上の人物に焦点を当てた5回シリーズのポイント展の最後を飾るのは上杉景勝です。

景勝(1555‐1623)は、戦国大名として有名な上杉謙信の後継者となって越後・佐渡(新潟県)や北信濃(長野県)を支配し、豊臣秀吉に従属した後は五大老のひとりになりました。会津へ国替えとなった後、秀吉没後の政権内部の対立の中で、上洛に応じない景勝を征討するため徳川家康が派兵を企てます。関ケ原の戦いの後には、領地を大幅に減らされて、米沢(山形県)へ移り、69歳の生涯を閉じました。

 奇しくも、今年(2023年)は景勝没後400年に当たります。新潟や米沢のイメージが強い景勝ですが、福島県域の歴史の中にも、しばしば登場します。古文書を通して人物像にも触れながら、越後、会津、米沢それぞれの時代の「ふくしま」との関わりを紹介します。

 

【展示資料】

・上杉景勝書状 一通 個人蔵(小森沢文書)天正6年 [写真1]

・上杉景勝判物 一通 個人蔵(小森沢文書)天正9年

・上杉景勝書状 一幅 当館蔵       天正11年 [写真2]

・直江兼続書状 一通 個人蔵・当館寄託  年未詳

・神指城写真(パネル展示「神指城跡写真帳」会津若松市立会津図書館蔵より) [写真3]

 

開催概要

期 間  2023年1月5日(木)~2023年2月28日(火)

会 場  総合展示室 中世

主 催  福島県立博物館

料 金  常設展料金でご覧になれます。

     大人・大学生280円(220円)  ※( )内は20名以上の団体

     高校生・小中学生 無料


関連行事

ポイント展「人物シリーズ⑤ 上杉景勝とふくしま」ミニ解説会 

講師 高橋充(当館副館長)
日時 2023年2月5日(日)11:00~11:30
場所 講堂
申込 不要
定員 200名(先着順)
参加費 無料
内容 展示を担当した学芸員が分かりやすく解説します。

 

▲このページの上部へ戻る▲