今年度のポイント展では、歴史上の人物に焦点を当てた５回シリーズを行っています。第2回は、伊達政宗が主人公です。

仙台藩主のイメージが強い政宗ですが、福島県の歴史とも関わりが深く、とくに米沢城主であった青年期には県内各地の歴史の舞台に登場します。

　今回は、伊達家の家督を相続した直後の政宗が、米沢から峠を越えて会津へ侵攻したものの蘆名氏の防戦に阻まれ、その後、数年をかけて中通りの安達郡や安積郡の領主たちを服属させた後、ようやく5年後の天正17年（1589）に蘆名氏の軍勢を破って、念願の黒川（後の若松）を占拠した頃までを紹介します。

　この時期に、米沢と会津を結ぶ街道沿いに蘆名氏が築いた柏木城跡（福島県北塩原村）という城館跡が、令和4年3月に国指定史跡となりました。この城館跡も合わせて展示の中で紹介します。

期　間　　2022年7月1日（金）～ 8月31日（水）

会　場　　総合展示室　中世

主　催　　福島県立博物館

料　金　　常設展料金でご覧になれます。

　　　　　大人・大学生280円（220円）　　※（　）内は20名以上の団体

　　　　　高校生・小中学生　無料

おもな展示資料（予定）

　　　　 ・伊達政宗文書　当館蔵

　　　　 ・柏木城跡出土品　北塩原村教育委員会蔵

ポイント展「人物シリーズ②伊達政宗と会津攻め」ミニ解説会

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