人物シリーズ④保科正之の遺言

 

 代々会津の地を治めた会津松平家の祖・保科正之(1611~73)。藩政の礎を築くとともに、甥である江戸幕府4代将軍徳川家綱を補佐し、幕政にも深く関わりました。

 本展は、没後350年の遠忌となる節目の年に、正之が遺言として子孫に「遺したもの」と「遺さなかったもの」について考えた、資料2点だけの小さな展示です。

 「遺したもの」代表としてご紹介するのは、保科正之が隠居の前年に定め、その後の会津藩政の規範となった家訓。「遺さなかったもの」は、後に会津藩が編纂した藩の正史『家世実紀』の記述の中で確認することができます。今回は277冊の本編からなる『家世実紀』の中から、特に選んだ1冊(巻之三十三)をご覧頂きます。

 果たして「遺さなかったもの」とは…? どうぞ、展示室でお確かめください。

開催概要

期 間  2022年11月1日(火)~12月27日(火)

会 場  総合展示室 近世

主 催  福島県立博物館

料 金  常設展料金でご覧になれます。

     大人・大学生280円(220円)  ※( )内は20名以上の団体

     高校生・小中学生 無料

 


関連行事

ポイント展「保科正之の遺言」ミニ解説会 

講師 阿部綾子(当館学芸員)
日時 2022年11月6日(日)11:00~11:30
場所 講堂
申込 不要
定員 100名(先着順)
参加費 無料
内容 展示を担当した学芸員が分かりやすく解説します。

 

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