大須賀清光の土津神社図・円蔵寺図屏風
大須賀清光筆 円蔵寺図屏風
大須賀清光(1809 ~ 75)は幕末の若松城下で活躍した町絵師で、江戸時代の若松の町並みをダイナミックに描いた「若松城下絵図屏風」の作者です。
平成28(2016)年に開催した企画展「大須賀清光の屏風絵と番付」をきっかけとして、同年、新たに清光の作品「土津神社図・円蔵寺図屏風」が会津若松市の個人宅から発見され、当館に御寄贈いただきました。屏風には当初破れや傷みが見られましたが、平成30年度に出光文化福祉財団の助成を受けて修復され、往時の姿によみがえりました。
左隻に会津藩祖保科正之を祀る土津神社(猪苗代町)、右隻に参詣客でにぎわう円蔵寺(柳津町)とその門前を描いた一双の屏風。大胆な構図をとりながら細部もリアルに表現する、清光ならではの手法が光ります。
円蔵寺図屏風は今回が初公開で、一双揃ってご覧いただける初めての機会でもあります。清光に導かれて、江戸時代の会津の聖地を旅しませんか。若松城下絵図屏風も合わせて展示しています。
開催概要 |
期 間 2019年9月7日(土)~2019年10月14日(月・祝)
会 場 部門展示室 歴史・美術
料 金 常設展料金でご覧になれます。
大人・大学生280円(220円) ※( )内は20名以上の団体
高校生・小中学生 無料