祈りのふくしま4

 


 

 

①虚空蔵菩薩坐像(板ノ沢虚空蔵堂蔵)
 ②大日如来坐像(泉福寺蔵・当館寄託)
③阿弥陀二十五菩薩来迎図(当館蔵)
④刺繍涅槃図(妙国寺蔵・当館寄託)

 

 

福島の仏教美術をご紹介する毎年恒例のテーマ展「祈りのふくしま」。4年目となる今回は、ほとけさまの「居場所」がテーマです。

本来、仏像や仏画は祈りの対象としてつくられ、寺院やお堂に祀られて人々を見守ってきました。また、地域の方々も、そのような仏像や仏画を自分たちの「ほとけさま」として大切に守り、今に伝えてきました。近年では、さまざまな理由から博物館で仏像・仏画をお預かりするケースも増えていますが、大切に守ってこられた地域の方とほとけさまとの関係が途切れるわけではありません。

また、購入という形で博物館の収蔵品となる仏像・仏画にも、それらをつくった人の願いがこめられており、それぞれの歴史があります。

預かる、託される、購入するなどの事情によって博物館に居を移したほとけたち。

今回のテーマ展では、ほとけさまを守り伝えてきた地域の歴史、人々の思いをご紹介するとともに、今は博物館を居場所とするほとけさまたちの「その後」についてもお伝えします。ぜひご覧ください。

 

出品リストはこちら


開催概要

期間  2020年9月19日(土)~11月3日(火) 10月3日(土)~11月8日(日)

会場  常設展部門展示室 歴史・美術

主催  福島県立博物館

料金  常設展料金でご覧になれます。

    大人・大学生:280円(220円)※( )内は20名以上の団体、高校生・小中学生:無料

新型コロナウイルスの感染拡大状況により予定に変更が生じることがあります。
展示やイベントの最新状況については、ご来館前に電話でご確認いただくか当館webサイトをご覧ください。

関連行事

美術講座

よくわかる仏教美術 要申込 
①第1回 場所~仏像はどこにいる?
②第2回 儀礼~何を祈る?どう祈る?
③第3回 人~つくらせる人、つくる人

講師 塚本麻衣子(当館学芸員)
日時

①10月11日(日)13:30~14:30
②10月25日(日)13:30~14:30
③11月1日(日)  13:30~14:30

場所 講堂
申込 各回とも1ヶ月前より募集を開始します(①9/11~、②9/25~、③10/1~)。
定員になり次第受付を終了します。 当館受付カウンターまたは電話(0242-28-6000)でお申し込み下さい。
定員 各回とも40名
参加費 無料
内容

テーマ展「祈りのふくしま4」と連動した講座です。
仏像は祈りのためにつくられます。誰が何を祈ってつくったのか。どのような場所が仏像にふさわしい場所と考えられていたのか。
「場所」「儀礼」「人」。3つのキーワードから仏像をひもときます。