美しき刃たち 会津編

 

 

        ①刀 銘 陸奥大掾三善長道(個人蔵、当館寄託)   ②刀 銘 (表)陸奥會津臣藤原道辰 (裏)文政八酉年二月日(当館蔵)
          ③短刀 銘 兼定作(個人蔵、当館寄託)        ④短刀 (無銘 伝新藤五)(個人蔵、当館寄託)

 

 企画展「美しき刃たち」(2018年)の開催依頼、当館では毎年、そのタイトルを引きつぎ刀の魅力を伝えるテーマ展を開催してきました。
テーマ展としては4回目となる今年の「美しき刃たち」は会津編です。初公開となる三善長道の刀(個人蔵、当館寄託)のほか、十一代古川兼定や会津道辰など、会津を代表する刀工の刀と、関連する刀約十数振がならびます。新収蔵品から、会津の兼定が連なる関の兼定の「短刀 銘 兼定作」、会津を治めた蒲生氏郷が所持した「会津新藤五」にちなんだ新藤五「短刀(無銘 伝新藤五)」もご覧いただきます。
企画展「美しき刃たち」以降、企画展はもちろんテーマ展でもライティングに注力し、刃文などが良くご覧いただけるようにしています。さらに、会場となる部門展示室(歴史・美術)は「三の丸からプロジェクト」の一環で昨年、黒を基調とした空間にリニューアル。刀の美しさが際立つ落ち着いた空間で、心ゆくまでお楽しみください。

 

開催概要

期間  令和5年2月25日(土)~4月2日(日)

会場  常設展部門展示室 歴史・美術

主催  福島県立博物館

料金  常設展料金でご覧になれます。

    大人・大学生:280円(220円)※( )内は20名以上の団体、高校生・小中学生:無料

新型コロナウイルスの感染拡大状況により予定に変更が生じることがあります。
展示やイベントの最新状況については、ご来館前に電話でご確認いただくか当館webサイトをご覧ください。

関連行事

美術講座「美術放談6 折り紙付き―美術の価値づけ」

講師

小林めぐみ(当館専門学芸員)、原恵理子(当館副主任学芸員)、川延安直(当館専門員)

日時 3月24日(金)13:30~15:00
場所 講堂
定員 200名(先着順)
参加費 無料
内容

現代では人の評価が高いことを「折り紙付き」と言いますが、果たして本来の意味である美術品の価値の保証では、どのような背景でどんな折り紙が付いていたのでしょうか?