祈りのふくしま3

    
維摩図 当館蔵

 

 福島県立博物館が収蔵する信仰に関わる作品をご紹介する恒例のシリーズ「祈りのふくしま」。3回目となる今回は、ちょっと変わった祈りのかたちを、楽しくわかりやすくお伝えします。
 信仰の造形、特に仏教美術には様々な約束事があり、難しいと思われがちです。ですが、人々の多様な信仰や想像力は型にはまらない独特の造形を生み出してきました。また、時にはほとけさま、かみさまが融合したオリジナルな存在や、個性的な聖者たちが信仰世界の中で融通無碍に活躍してきました。彼らの姿はふしぎな魅力やユーモアにあふれています。当時の人々が思い描いた聖なる存在に、肩肘張らず親しんでいただければと思います。

【主な展示作品】
・維摩図 (江戸時代 加藤遠澤筆 当館蔵)
・普賢菩薩像 (南北朝時代 相馬市・相馬妙見歓喜寺蔵 当館寄託)
・朝陽図? (江戸時代 竹内澤興筆 当館蔵)   など

 

開催概要

期  間  2019年12月14日(土)~2020年2月2日(日)

会  場  部門展示室  歴史・美術

料  金  常設展料金でご覧になれます。

      大人・大学生280円(220円)  ※( )内は20名以上の団体

      高校生・小中学生 無料

 


関連行事

※会期中に美術講座「ちょっと不思議な仏教美術の世界」が開催されます。

詳しくはコチラ