祈りのふくしま7-会津の神様 小平潟天神と土津神君―

                         ※こちらの資料は前期のみの展示となります

 猪苗代湖畔の景勝地にある小平潟天満宮は文芸学問の神・菅原道真を祀り、戦国時代の葦名氏をはじめ江戸時代の歴代会津藩主の信仰を集めてきました。会津松平家初代の保科正之も参詣し、神木の梅を詠んだ和歌を残しています。

保科正之は神道に深く心を寄せた藩主として知られ、吉川惟足を師として吉川神道を学びました。奥秘を極め、惟足より生前に「土津」の霊神号をおくられています。磐梯山麓見祢山に所在する磐椅神社を尊崇していた正之は、没後は同地に墓を設け、自らも神となって磐椅の神に仕えたいと願い、望みの通り見祢山に葬られました。没後2年を経て墓所の地に土津神社が創建され、以後正之は今に至るまで会津の神として敬われています。

これら会津の神様への信仰を、伝来する美術工芸品からご紹介します。ぜひご覧ください。

  

開催概要

期間  令和5年9月2日(土)~令和5年11月26日(日)
    (前期:9月2日(土)~10月9日(月) 後期:10月11日(水)~11月26日(日)
     ※展示替えにより展示資料に変更がございますのでご了承ください。)

会場  常設展部門展示室 歴史・美術

主催  福島県立博物館

料金  常設展料金でご覧になれます。
    大人・大学生:280円(220円)※( )内は20名以上の団体
    高校生・小中学生:無料


関連行事

美術講座 「神になった人々 菅原道真と保科正之」

内容 人が神になる。その背景にある世界観についてお話いただきます。
講師 佐藤弘夫氏(東北大学名誉教授)
日時 令和5年10月1日(日)13:30~15:00
場所 講堂
定員 200名(先着順)
申込 不要
参加費 無料
チラシ 美術講座「神になった人々 菅原道真と保科正之」チラシ(PDF)

 

美術講座 美術放談第3回「神様と殿様」

講師 小林めぐみ・塚本麻衣子(当館学芸員)、川延安直(当館専門員)
日時 令和5年10月28日(土)13:30~15:00
場所 講堂
定員 200名(先着順・申込不要)
参加費 無料