①刀　銘（表）鈴木加賀守貞則（裏）寛文六年二月日（当館蔵）
　　　　　　　　　　 ②刀　銘（表）和泉守藤原国虎（当館蔵）

2018年夏に開催した企画展「美しき刃たち」は、当館初の刀剣をメインとした企画展でした。多くの来場者をお迎えした同展は、刀剣への関心の高さ、展示機会のご希望を強く感じる機会となりました。そしてあらためて、刀剣が武器であり、美術品であり、神への捧げものにもなり得る存在であることを認めることにも繋がりました。

引き続きみなさまに刀剣をご覧いただく機会を設けるべく、2019年度、2020年度に続き、今年度もテーマ展で刀剣をとりあげます。昨年度、石山卓氏より当館にご寄贈いただいたいわきの刀匠の刀剣のお披露目として「美しき刃たち―いわき編」と銘打ち開催します。いわき平藩のお抱え刀匠たちの技とともに、単に武器であることを超え、武士の魂と称される精神性を写した美しさ、厳かさをぜひご覧ください。

期間　　2021年7月10日（土）～2021年8月29日（日）

会場　　常設展部門展示室 歴史・美術

主催　　福島県立博物館

料金　　常設展料金でご覧になれます。

　　　　大人・大学生：280円（220円）※（　）内は20名以上の団体、高校生･小中学生：無料

関連動画を公式YouTubeで公開予定

新型コロナウイルス感染拡大対応のため中止となった美術講座の内容を動画でお届けします。
福島市在住の刀匠・藤安将平氏に刀剣鍛錬・刀剣鑑賞のポイントについてお聞きします。

美術講座

美術放談２「払うモノ浄めるモノ－武器の真髄」