磐梯町が所蔵する山口弥一郎の調査研究資料について、当館が行った整理事業の成果報告書が刊行しました。 通信販売も行っております。詳しくはこちらをご覧ください。→〈 山口弥一郎旧蔵資料調査報告書 〉 |
①山口弥一郎が残した調査研究資料
②柳田国男還暦記念に集まった全国の研究者(1935年)
③釜石市唐丹町の津波碑と山口弥一郎(1961年)
④会津女子高校郷土研究部顧問時代の山口弥一郎
明治35年に旧新鶴村に生まれ、学校教員として暮らしながら東北各地をフィールドに地理学・民俗学の研究を行った山口弥一郎。その山口が近年注目を浴びるようになったきっかけは、平成23年の東日本大震災でした。山口は生前のライフワークとして、三陸地方を中心に東北各地を歩きまわり、津波被災地の暮らしや復興の過程を調べました。その仕事は東日本大震災後に大きく評価され、昭和18年刊行の著書『津浪と村』は復刊されて広く読まれています。
一方で学校の先生としての山口は、後輩や教え子を連れながら県内の郷土研究を推進しました。戦前のいわきにおける炭鉱集落の研究をはじめ、地元・新鶴の農村文化の研究、県内の民俗芸能の調査、ダムに水没した村や廃村となった集落の調査など、山口が手掛けた仕事は膨大です。今回のテーマ展では、残された調査研究の資料からその人生と学問を振り返ります。
開催概要 |
期 間 2020年2月8日(土)~ 3月29日(日) 4月12日(日)※ご好評につき会期延長しました。
会 場 常設展部門展示室 歴史・美術
主 催 福島県立博物館
後 援 磐梯町
料 金 常設展料金でご覧になれます。
大人・大学生280円(220円) ※( )内は20名以上の団体
高校生・小中学生 無料
関連行事 |
展示解説会 | |
講 師 | 内山大介(当館学芸員) |
日 時 |
2020年2月9日(日) 13:30~14:00 |
場 所 | 部門展示室「歴史・美術」 |
参加費 | 展示室でのイベントですので、常設展観覧料が必要です。 常設展チケット、または年間パスポートをお持ちの上、展示室にお集まりください。 |
トークイベント「山口弥一郎先生を語ろう」 |
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講 師 | 当館学芸員ほか |
日 時 | 2020年3月29日(日) 13:30~15:00 |
場 所 | 視聴覚室・部門展示室「歴史・美術」 |
参加費 |
展示をご観覧の際は、常設展観覧料または年間パスポートが必要です。 |