けんぱくの宝2020 旅によせて
①「菊漆絵提重」(当館蔵)
②「藤蒔絵提重」(当館蔵)
③佐竹永海筆「秋月野花図」(個人蔵)
福島県立博物館が収蔵する美術工芸品から代表的な資料をご紹介している恒例のシリーズ「けんぱくの宝」展。美術資料は紙や絹などデリケートな素材を用いているものが多く、長期間の展示は状態を損なう恐れがあります。そのため期間限定とはなってしまいますが、年に一度テーマ展「けんぱくの宝」を開催し、博物館の宝をご覧いただく機会としてまいりました。
今年度は、企画展「ふくしまの旅-懐かしの景色を訪ねて-」開催にあわせて旅にまつわる美術をご紹介します。名所旧跡、景勝地などを描いた絵画は憧れの地に見る者を誘ってくれます。花見の様子を描いた絵画は自然の美しさを愛でる小さな旅の楽しさを伝えています。行楽に料理などを持参するための器・提重は、多様な形と文様で趣向を凝らし、場に華やぎを添えました。
本展が、旅を楽しめる平穏な日々の尊さをみなさんと感じる機会ともなればと思います。
開催概要 |
期間 2020年4月18日(土)~ 6月14日(日) 7月5日(日)
会場 常設展部門展示室 歴史・美術
主催 福島県立博物館
料金 常設展料金でご覧になれます。
大人・大学生:280円(220円)※( )内は20名以上の団体、高校生・小中学生:無料
新型コロナウイルスの感染拡大状況により予定に変更が生じることがあります。 展示やイベントの最新状況については、ご来館前に電話でご確認いただくか当館webサイトをご覧ください。 |
関連行事 |
美術講座
旅する美術 | |
講師 | 当館学芸員 |
日時 | 2020年5月31日(日)13:30~15:00 ※新型コロナウイルスの感染拡大防止対策のため中止になりました。 |
場所 | 講堂・常設展部門展示室「歴史・美術」 |
定員 | 200名(先着順) |
参加費 | 要常設展チケット、もしくは年間パスポート |