スズメバチの焼酎漬け 飯舘村合併時ポスター
いいたてミュージアム京都展の様子(2018年) いいたてミュージアム高知展の様子(2017年)
東日本大震災後に飯舘村を支援してきた「いいたてまでいの会」のプロジェクトの一つ「いいたてミュージアム」は、東京電力福島第一原子力発電所の事故により、一時、全村避難を強いられた飯舘村の村民から丁寧にお話をうかがい、その方々の暮らしにまつわるモノを収集し、飯舘村の暮らしそのものの記憶を留めようとするプロジェクトです。
集まったモノたちによる展覧会は、広島、神戸、京都、浜松、静岡、東京などで開催され、飯舘村、福島の現状を発信し、福島を語る対話の場を作りました。
また、モノに優劣をつけない収集方法、聞き取ったエピソードの重視、コンパクトな展示はミュージアムのあり方の一つの指針となるものです。
いいたてまでいの会の活動休止にともない、いいたてミュージアムで収集されたモノは福島県立博物館に寄贈されました。
東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故から丸8年を機に、当館でご紹介することになりました。
ここに展示されているモノたちは何気ない日常の一コマの片隅にありました。高価な美術品でも、古代の文化財でもありません。
それでも、多くの事をひそやかに、しかし力強く語っています。
みなさまのそばにもそんなモノたちがいるはずです。
開催概要 |
期 間 2019年4月13日(土)~2019年6月23日(日)
会 場 部門展示室 歴史・美術
料 金 常設展料金でご覧になれます。
大人・大学生270円(210円) ※( )内は20名以上の団体
高校生・小中学生 無料