けんぱくの宝2019 ―武の美―

    
刀 銘 会津刀匠和泉守兼定 個人蔵・当館寄託

 

 テーマ展チラシ(PDF)はコチラ

 

 福島県立博物館が収蔵する美術工芸品から代表的な資料をご紹介している恒例のシリーズ「けんぱくの宝」展。今年度は、「武の美」として、当館収蔵品の中から福島県内で活躍した刀匠がつくった刀剣をご覧いただきます。

 江戸時代、福島県内各地で刀匠が活躍しましたが、中でも会津は数多くの名匠がいたことで知られています。
 会津の刀匠からは、初代三善長道の刀、幕末に活躍した11代古川兼定の刀など5振。二本松の刀匠・古山弘元と江戸時代後期の白河藩主・松平定信のお抱え刀工であった手柄山正繁の刀。いわきの刀匠は根元国虎などの刀、脇差3振。
 特別出品として、福島市を拠点に活動している現代の刀匠・藤安将平さんの大太刀、隕星剣もご紹介いたします。

 福島の刀匠たちの技と武の道具である刀に表した美。武器だからこそ敬虔な想いでつくられたその姿をご覧ください。

 

■主な展示作品:                    

初代三善長道作  脇差   銘 陸奥大掾三善長道  個人蔵
十一代古川兼定作 刀    銘 会津刀匠和泉守兼定 個人蔵・当館寄託
古山弘元作    刀    銘 若緑        個人蔵・当館寄託
手柄山正繁    刀                当館蔵
藤安将平     大太刀              個人蔵

など、12振

開催概要

期  間  2019年10月19日(土)~12月8日(日)

会  場  部門展示室  歴史・美術

料  金  常設展料金でご覧になれます。

      大人・大学生280円(220円)  ※( )内は20名以上の団体

      高校生・小中学生 無料

展示協力  藤安将平氏(将平鍛刀場刀匠)

主  催  福島県立博物館


関連行事

美術講座

触って見てみる刀剣講座 【※要申込】
講師 藤安将平氏(将平鍛刀場刀匠)
日時 2019年11月23日(土)13:30~15:00
場所 視聴覚室
定員 20名(要申込・先着順)
※10月23日より募集開始(telもしくは受付カウンターで申込)
参加費 無料
備考 ※鑑賞のため正座の状態でかがみこむことがあります。女性の方は胸元が開いている服装や短いスカートやショートパンツでのご参加はご遠慮ください。
※資料を手にとって鑑賞していただきます。持ち方などの説明をお聞きいただき、十分にご注意の上、ご鑑賞ください。
聞いて見てみる刀剣講座 【※申込不要】
講師 藤安将平氏(将平鍛刀場刀匠)
日時 2019年11月23日(土)15:30~16:30
場所 常設展部門展示室「歴史・美術」
定員 なし(申込不要)
参加費

展示室でのイベントですので、常設展観覧料が必要です。
常設展チケット、または年間パスポートをお持ちの上、展示室にお集まりください。