100年カエル館のときめくカエルアート図鑑

100年カエル館    
柴田まさるのカエル画


【企画趣旨】
 昨今、動物をテーマにした美術展への関心も高まるなか、動物は博物館のジャンルの垣根を超えて、現在の私たちに何かを伝えようとしているのかもしれません。
 100年カエル館(福島県喜多方市)は今秋、福島県立博物館で開催中の企画展「あにまるず―どうぶつの考古学」の会期に合わせて、エントランスにてカエルの絵を描き続けた画家、故・柴田まさるの作品を展示いたします。動物を通して感じる「考古学の世界」を、現代アートの動物(カエル)の絵とともにご鑑賞いただくことで、時空を超えても通じる、人間が動物を表現したいと思う原初的な創作意欲、「想い」にふれていただく機会としていただければ幸いです。

【企画概要】
 「100年カエル館のときめくカエルアート図鑑」展では、柴田まさるが描いたさまざまな種類や表情のカエルの絵を100年カエル館独自の座標軸を用いた分類により、美術史におけるいくつかのジャンルに関連づけて展示いたします。カエルだけを描いた柴田のアート活動が、人間の長い歴史の中で育まれた美術史に回帰し、カエルが描かれた美術史上の名作と意味的につながることを示しながら紹介いたします。

【会場構成】
 エントランスの展示スペース(壁面も含む)を活用しいくつかのゾーンに分けて展示します。
1、花鳥画/2、文人画/3、ポップアート/4、戯画/5、仏画

 

■柴田まさる略歴
 本名柴田勝。1944年愛知県生まれ。会社勤めをする傍ら碧南市で43年間にわたって大好きなカエルの絵を描き続けた。2015年没。

■100年カエル館について
 100年カエル館は福島県喜多方市で建設会社を営んでいた高山家が3代にわたって収集したカエルモチーフのモノのコレクションを収蔵している私設博物館です。100年カエル館では収蔵品の中から常時3000点程展示しています。また、カエルで学びを楽しむ「カエ~ル大学」の運営やカエルに関するイベントを開催するなど、カエルと人間の関係から生まれた“カエル文化”を紹介する活動を行っています。


開催概要

期 間  2019年9月18日(水)~10月27日(日)

会 場  エントランスホール

料 金  無料でご覧いただけます。

主 催  福島県立博物館・100年カエル館

協 賛  かえる文化研究所(東京足立・善立寺)